『ブルース・バラード・アンド・モア』の後、ナイポンクはソロ・ピアノ・アルバムを2作発表し、洗練されたアメリカン・スタイルだけではなく、新しい聴き所をアピールしています。まず『Going It Alone』(MJCD2112/1999年)では、欧州的リリシズムを香らせパッショネートな高潮もみせる自作の「アンナ」が光っています。ソロ第2作『Just About Love』(MJCD9906/2000年)ではその魅力は自作の「2人のための夢」で光り、さらに自作「5月21日の思い出を胸に」では憂愁の趣きを強めた表現で心を火照らせてくれました。